Twitter,FacebookとならぶSNSとしてメジャーなInstagram。これからInstagramを始めるという人にはとくに読んでほしい、インスタグラム(Instagram)使い方の前に注意したい7つの危険 についてまとめてみました。

Instagramの表と裏

裏表

Instagramは写真に特化したSNSの中では最大のユーザ数を誇るサービスです。ユーザ数が多いだけ可能性が広がると考えられる反面、悪い影響、悪い情報が自分にふりかかる可能性も広がるということを考えておく必要がありそうです。今回は重要度の高いと思われる順で注意すべき項目を7つ、説明していきます。

1.自分の投稿が使われる可能性がある

Instagramの利用規約では親会社であるFacebook上に〝ユーザに対して無報酬で〟投稿を広告として使用すると発表したとして一時期話題になりましたが、現在では語弊があったとして取り消しています。ただし、基本的にInstagramで公開設定として写真を投稿した場合にはユーザ名を含む自分の投稿が自分の知らないサイトなどで公開される可能性があります。これを良いととるか悪いととるかは人それぞれかもしれませんが、これを避けたい場合にはアカウントを非公開に設定する必要があります。

Instagramアプリから投稿を非公開に設定する方法

iPhone、Windows Phoneの場合
  1. をタップしてプロフィールに移動します。
  2. をタップします。
  3. 〝非公開アカウント〟設定をオン。
Androidの場合
  1. をタップしてプロフィールに移動します。
  2. をタップします。
  3. 〝非公開アカウント〟設定をオン。

参照:Instagramヘルプ

2.プライバシーの問題

Instagramではデフォルトの設定として〝公開〟になっています。この状態で写真を投稿すると、Instagramのユーザや、そうでない人からも自分の投稿が見られます。写真を投稿する時には位置情報や撮影場所の名前などを同時につけることも可能ですが、これによって自分の住んでいる場所や通っている学校、勤め先などの特定が容易になるということが考えられるため、閲覧者から自分の個人情報を特定されたくない場合はあらかじめ公開範囲を限定したりコチラを参照アカウント設定を非公開にするなどの対策が必要になります。

3.他ユーザとのトラブル

SNSでつきものなのがSNS上での他のユーザとのトラブル。好ましくないコメントや誹謗中傷がつくことも珍しくありません。Instagramでは嫌がらせやいじめ、なりすましなどに対してはアカウントを凍結するなどの処置をとっています。(アカウントの報告はコチラから)他のユーザとのトラブルを避ける方法としてはブロックするなどの方法も有効です。Instagramではいいねやコメントなどがついた際、相手ユーザにお知らせする機能がありますが、相手をブロックしたりフォローを解除したりするなどのアクションに関しては相手に通知されることはありません

4.不適切な投稿が目に入る可能性

Instagramでは、ガイドラインに沿っていない投稿(暴力的なもの、性的なもの、テロなどを助長するものなど)を規制する対策をとっていますが、世界中の人が膨大な量の写真を投稿していることを考えると、不快な投稿や過激な投稿が望まずして自分の目に入ってくる可能性は大いにあるといっていいでしょう。このことによる問題は若年層においてはとくに深刻です。

5.完璧な写真によって感覚がゆがむ

インスタグラムのアプリには、写真を自分の好みに沿うようにアレンジできるフィルタや編集機能が充実しており、それがメリットの一つといえますが、それと同時に〝完璧な写真〟に慣れることで現実で目にするものに対して物足りなさやストレスを感じるようになる可能性があります。この感覚はとくに年齢が若いほど起こりやすいと考えられています。

6.リポストで個人情報がもれる

リポストとはRe-postつまり、再投稿を意味するものでTwitterでいうところのリツイートです。ここで注意したいのが、非公開ユーザの投稿も他ユーザがリポストすることによって見られるようになるということ。非公開アカウントでは自分が承認した人にしか投稿を見る権限をあたえませんが、フォロワーの中にリポストをするユーザがいると、しらない間に自分の投稿が公開されている、ということも。そういったユーザが自分のフォロワーに含まれていないかをチェックしておくと、自分の投稿がリークするのを防ぐことができます。

7.メッセージや他人とのコンタクト

InstagramはほかのSNSと同様、コミュニケーションを重視したSNSであるため、ハッシュタグ(#)やメンション(@)、ダイレクトメッセージを通じても世界中のユーザ同士でコミュニケーションをとることができます。これは大きな魅力の1つといえますが、逆に考えると危険なユーザからコンタクトされる可能性があるとも考えられるため、安易に知らない人と個人的な内容のやり取りをするのは危険です。

Instagram内でいじめ・嫌がらせ・なりすましに出会ったら

いじめ

Instagramでは、いじめや嫌がらせを行うユーザや、なりすましユーザ(Instagram内で定めているコミュニティ規定に反しているユーザ)に対してアカウントを凍結するなどの方法をとっているとのこと。Instagramへの迷惑ユーザの報告はこちらから行うことができます。現在Instagramの公式サポートとして対処を行っている主な項目は次のようなもので、これに該当しない場合は〝その他の報告〟として報告することができます。

  • アカウントの不正アクセス
  • なりすましアカウント
  • 年齢制限に満たないユーザ
  • 嫌がらせアカウント
  • 知的所有権
  • 公開される個人情報
  • 自傷行為
  • 不正使用とスパム
  • 搾取

アプリから報告する場合

  1. 自分のプロフィールを開く。
  2. をタップ。
  3. サポートの〝問題を報告〟をタップ。
  4. 〝スパムまたは不正利用〟をタップ。
  5. 該当する項目(なければ〝その他の報告〟)をタップ。
  6. ヘルプの指示に従って報告する。

まとめ

一通りの知識があれば、深刻な問題に巻き込まれることはないですが、もしも不快な投稿や、危険な状況にさらされた場合にはInstagramのヘルプ/サポートから早めに〝報告〟するのが賢明な方法でしょう。Instagramの表/裏が理解できていればそこまで心配することなく、コンテンツを楽しむことができると思います。